「Discoverカード」というクレジットカードをご存じでしょうか？
実は、このDiscoverカードは、世界中で利用できる国際ブランドの1つです。
ただ、このDiscoverカードは、ここ数年で国際ブランドと呼ばれるようになったので、ご存じない方も多いのではないでしょうか。
このニューフェイスである、Discoverカードについて、その特徴などご紹介していきましょう。
Discoverカードとは
Discoverカードは、日本における知名度は、やや低いとされるクレジットカードですが、実は、会員は約5000万人、加盟店も400万店以上あると言われます。
他の国際ブランドとも提携しており、利用可能な店舗も増え続けています。
Discoverカードについて、詳しく紹介していきましょう。
歴史
Discoverカードは、1985年アメリカの小売業者、シアーズによって設立されました。
ショッピングの利用限度額が、VISAやMastercardに比べて高かったこと、そして年会費が無料ということで、瞬く間に顧客数が拡大したと言われます。
2005年に、銀行系ネットワークの「Plus」に加入し、国際ブランドとして広く認められるようになりまいた。
さらに、デビットカードやATMカードの発行もスタートし、利便性が向上していきます。
2006年には、JCBと提携し、加盟店舗を相互に開放します。現在では、銀聯とも提携し、さらに利用加盟店舗が広がっています。
2008年に、Dinersクラブインターナショナルを買収し、注目を集めました。
7つある国際ブランドカードの中で、Discoverカードは、2002年設立の銀聯に次いで、2番目に新しいブランドとなります。
特徴
Discoverカードは、アメリカ本土では、アメックスやDinersカードなどの、旅行やエンターテイメントに強いカードとは異なり、汎用性が高く、使い勝手がいいカードという特徴があります。
年会費が無料で、利用限度額が比較的高く、ポイントの還元率も1％以上と、サービス面にも優れており、日常生活に根差した使いやすさが人気がある要因といわれます。
Discoverカードは、先ほどの歴史でもお伝えしましたが、今現在でも多くの国々へ広がっています。
設立した地である北アメリカからはじまり、東南アジア、大洋州周辺、マーシャル諸島、メキシコ、ミクロネシア、コスタリカなど、現在では、マレーシアや香港、ベトナム、インドネシア、フィリピンでも利用が可能になっています。
Discoverカードを作るには？
このDiscoverカードですが、残念なことに、日本でカードを作ることができません。
どうしてもDiscoverカードが欲しい場合は、海外でDiscover Bankの口座を開設して、申請をすることなります。
ただ、日本においてクレジットカードを作る場合同様、審査もあるために、簡単に作ることができるわけではありません。
Discoverカードを使うには？
Discoverカードは、日本で作ることはできないと、先ほどお伝えした通りですが、外国人の日本に来て利用することが可能です。
JCBと提携しているため、日本国内を含む世界中のJCB加盟店で、利用することができます。
基本的には、端末が設置されているすべてのJCB加盟店でショッピングができ、JCBのATMネットワークでは、日本円の引き出しも可能です。
また、JCBカードを持っている人にも、メリットがあり、JCBカードで、世界中のDiscoverカード加盟店で買い物ができます。
主にアメリカへの旅行や出張時に、スーパー、ファストフード店、ガソリンスタンドなど、日常生活でクレジットカード決済が可能になります。
まとめ
日本ではあまりなじみのないDiscoverカードですが、7大国際ブランドですので、どんどん利便性も向上していくことでしょう。
日本においては、持っている人は少ないと思いますが、海外からの旅行者など、万が一クレジットカードの使い方を尋ねられた際は、今回の知識を生かしてもらえると嬉しいです。
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