もし、クレジットカードの利用明細に、身に覚えのない利用履歴があった場合、どう対応したらいいでしょうか。
そんな時は、慌てずに落ち着いて対処しましょう。

身に覚えのない請求や、不正利用が疑われる際の対処法について、具体的に説明していきます!
クレジットカードの不正利用とは?
近年、不正利用が増えている、クレジットカード。
まずは、不正利用の種類とその手口を紹介していきましょう。
フィッシング詐欺
「カードの有効期限が近づいています」
「キャンペーンに当選しました」
このようなメールが、金融機関になりすまして送信されます。
その後、偽サイトに誘導し、カード情報を不正入手します。
スキミング
これは、スキャナーでカードの磁気データを読み取り、偽造カードにデータをコピーします。
サウナやスパ、スポーツジムなど多くの人が集まるところでは特に注意が必要です。
ネットショッピング詐欺
店舗だけでなく、ネットショッピングでも注意が必要です。
架空のネットショップのサイトを立ち上げ、架空の商品を販売します。この詐欺に引っかかると、カード決済後も商品は届きません。
日本語表記がおかしかったり、売られている商品が極端に安い場合は、特に注意が必要です。
悪質な出会い系サイト
出会い系サイトに登録させ、クレジットカードでポイントを購入させます。
その後、サクラを使って、ポイントを消費させるというものです。
自分の意思でサイトを利用した負い目から、訴えることができない被害者も多いようです。

いざという時のために、対処方法をしっかり学びましょう!
身に覚えのない請求があったら?
もし、身に覚えのない請求がった場合、どのようなことをすべきでしょうか。
多くのクレジットカードには、盗難保険という保険が付帯されています。不正に利用された場合には、その補償が適用されるケースがほとんどですので、落ち着いて以下の点を確認しましょう。
利用明細のチェック
まずは、利用明細書を確認することです。
クレジットカード会社は、原則、利用した店舗からの請求がなければ、利用者に請求することができません。
ですので、利用した月から遅れて請求書に記載されることもあります。自分の記憶をたどって、本当に利用していないかを思い出しましょう。
身内が使ったかどうかチェック
自分のカードを作った際、家族カードを一緒に作る場合もあります。その場合、家族カードの利用分も、利用明細に載ってきます。
自分が購入した記憶がないものでも、実際は、家族が利用して購入したというケースもあります。
身に覚えがない請求があった場合は、家族にも確認してみましょう。
不正利用されたと気付いたら?
万が一、自分のクレジットカードが、不正利用されていると気付いたり、そう疑われる場合は、すぐに対処することが大切です。
クレジットカード会社へ連絡
不正利用が疑われる場合は、できるだけ早くクレジットカード会社に連絡を入れましょう。
クレジットカード会社は、まず使っているクレジットカードを停止して、利用できないようにしてから、本当に不正利用なのか調査してくれます。
その結果、不正利用だと判明すると、盗難保険の申請へ移ります。
クレジットカードの再発行
クレジットカードの不正利用が疑われると、被害拡大を防ぐために、一旦カードの利用停止の手続きが行われます。
もし、不正利用が確定すると、そのカードは無効となり、新しいクレジットカードが発行されることになります。
その間、クレジットカードの利用はできませんので、注意が必要です。
まとめ
キャッシュレス決済がどんどん加速する中、不正利用の手口も多様化していくでしょう。
不正利用を完全に防ぐことは、難しいかもしれませんが、被害を受けないようにすることは可能です。

万が一不正利用かなと思った時の対処の仕方を、忘れずに覚えておきましょう!
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