クレジットカードで買い物をした場合、一か月分をまとめて、毎月決まった日に銀行から引き落とされます。
しかし、もし残高不足で引き落としされなかった場合、どうなるのでしょうか。
お金に関することですので、きちんと知っておくことが大切です。
クレジットカードの引き落としの仕組みについて、解説していきます!
クレジットカードの引き落とし
クレジットカードを利用したことがある方は当然ご存じかも知れませんが、クレジットカードで支払いをしたからといって、その都度、設定した口座からお金が引き落とされるということはありません。
クレジットカードの引き通しの仕組みについて解説していきます。
締切日、確定日、支払い日の違い
まず、クレジットカードを利用する際には、締切日、確定日、支払日があり、それぞれの役割を知る必要があります。
締切日は、カード利用者と、クレジットカード会社の取り決めで、クレジットカード利用の締め切りの日という意味です。
例えば、締切日が15日であれば、16日から翌月15日までの間が、一回の請求の対象になります。
確定日は、カード加盟店と、クレジットカード会社の取り決めで、加盟店からクレジットカード会社へ、請求が確定される日です。
支払い日は、カード利用者と、クレジットカード会社の取り決めで、あらかじめ設定した口座から請求金額が引き落とされる日です。
例えば、15日が締切日で、当月の月末が支払日の場合、15日に確定した金額が月末に口座から引き落とされます。
支払日が土日祝日の時、多くのカード会社では、翌営業日の平日に支払日が変更となるようです。
しかし、カード会社により違いますので、しっかりと確認しておくことが必要です。
引き落としの仕組み
それでは、クレジットカードの引き落としの仕組みを解説していきましょう。
ショップやインターネットなどで、クレジットカード払いをした時点では、口座からの引き落としはありません。
その時点では、クレジットカード会社が、代金を立て替えている状態です。
その後、クレジットカード会社は、利用期間の締切日までに利用した金額を、決められた日(確定日)に、立て替えた金額をまとめて計算し、利用者に請求をしています。
そして、最終的に、決められた日(支払日)に、設定した口座から、立て替えた金額が引き落とされるのです。
支払日を給料日に合わせておくと、滞納する可能性が低くなりますね。
支払い口座が残高不足の時には?
クレジットカードで、支払いをするということは、一時的にクレジットカード会社から、お金を借りているという状態です。
もし、口座の残高不足により、お支払いができなかった場合は、誠意のある対応を見せることが大切です。
残高不足で支払いができてないと気付いたら、できるだけ早く、クレジットカード会社に連絡しましょう。
クレジットカード会社が指定する方法で、再度利用代金の支払いをしていきます。
支払い方法
再支払いの方法については、いくつあるので紹介します。
1つ目は、支払いの案内が届いて、後日自動的に引き落とされる場合です。
再度口座に請求がかかるため、引き落としの期日までに、口座にお金を入れておく必要があります。
このタイミングでも残高不足の場合は、後日コンビニ支払いか、所定の口座への振り込みが必要となります。
2つ目は、払い込み用紙が届き、所定の口座に振り込む場合です。
カード会社に言われた期日までに、口座に振り込みが必要です。
振込手数料は、自己負担となり、さらに遅延損害金が発生します。
3つ目は、払い込み用紙が届き、コンビニなどで支払う場合です。
引き落としができていないことが確認されると、コンビニのレジなどで支払うことができる用紙が郵送されてきます。
支払う際に、コンビニ決済手数料や遅延損害金がかかる場合があります。
クレジットカードが届いた初月は、支払い口座の設定が間に合わず、払い込み用紙が届く場合もあります。
残高不足を予防する方法
このように、口座の残高不足によって、引き通しができなかった場合は、遅延損害金が発生したり、更に支払いが遅れてしまうと、ブラックリストに入ったりと、その後の生活に影響が及びます。
お支払い口座の残高不足を防ぐには、どうしたらいいか、お勧めの方法を紹介します。
1つ目は、スケジュール帳やカレンダーなどに、お支払日を記入することです。
携帯の、リマインダ機能もお勧めです。
2つ目は、クレジットカード会社によっても違いますが、ほとんどのクレジットカード会社では、引き落とし日のお知らせメールをあらかじめ設定しておいたアドレスに、送ってくれるというサービスがあります。
残高不足が心配な方は、そのメールを忘れないようにチェックしましょう。
まとめ
最後に、クレジットカードの支払い遅延は、カードの利用限度額を下げられたり、キャッシングやカード機能を停止されたり、良いことは全くないことを確認しましょう。
そうならないためにも、残高不足の予防方法を、しっかり行うことが大切です!
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